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高齢になればなるほど、カルシウム不足は深刻

以前も書きましたが、老人の夕暮れ症候群は、カルシウム不足も原因です。
(参考記事 ⇒ 数多い症例から、夕暮れ症候群は精神的なものより食事に問題ありか?)
カルシウムは神経の中でも働いています。不足することにより、神経組織が過敏になり、感情のコントロールがうまくいかなってしまいます。
犬と骨

カルシウム不足は、他にも疾病を引き起こす

カルシウム不足は、単にお年寄りを情緒不安定にするだけでなく、血圧の上昇や血管の老化を引き起こします。
高血圧や動脈硬化でさえカルシウム不足から起きることもあり、脳の神経細胞の働きを低下させるために、認知症の危険性もあるのです。

また、骨粗鬆症の原因ともなり、高齢者が転倒して骨折する危険因子でもあります。
骨折して寝たきりにでもなれば、認知症や痴ほう症の引き金ともなってしまいます。

骨粗鬆症予防は、高齢者の大きな課題の一つですね。

高齢者と女性が、骨量を減少する理由

成人が1日必要とするカルシウムの量は600mgと言われていますが、高齢者の方は1,000~1,500mgは必要と言われています。
にもかかわらず、高齢者の方は次第に食が細くなり、淡白な素材を食べますのでカルシウム摂取量も減ってしまいます。

特に女性の場合は、閉経後は体の中でカルシウムを作る量が減るために、男性と比較してカルシウム不足が体内で生じているのです。
カルシウムを作る指令を出すホルモンは、男性の場合は男性ホルモン、女性の場合は女性ホルモンですが、女性の場合は閉経と同時に女性ホルモンの分泌が減るために、カルシウムの形成が行われずに、骨量が減少していきます。
男性も年齢を重ねると、骨量の減少と無関係ではありません。

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年々年をとるに従って、胃酸の分泌の低下や腸の吸収率などの内臓の働きが弱くなり、食べ物からカルシウムを吸収する割合が減少します。
しかも、腎臓からつくられる尿にカルシウムが流出の増加してしまうのです。

骨は絶えず作りかえられている

人間の体の骨は、家の柱のように変わらないものではなく、絶えず作りかえられています。

日常的にも骨のカルシウムは、作られながら破壊を繰り返し、骨自身が弾力をもったしなやかさを保った骨に、新しく作られます。
新しいカルシウムを食事から食べていかないと、どんどんカルシウムは減る一方です。

血液中にあるカルシウムは、神経や筋肉を働かせたり、怪我をした時に血液を固めたりする役目を持っています。
もし、血液中に必要なカルシウムがない場合は、不足分を骨のカルシウムで補おうために、骨から徐々に吸いとっていきます。ほおっておけば、骨がスカスカに。

カルシウムは単品では体内吸収率が悪い

カルシウムが不足しているからと、単品でとったところで体内吸収率が悪い事が知られています。

腸からカルシウムを吸収する際、ビタミンDの働きが必要になります。ビタミンDは、日光浴をすることで、補うことができます。
外出が少ない高齢者は、注意しなくてはなりません。

もう一つ、カルシウムを効率よく吸収するものとして、マグネシウムがあります。
摂取するカルシウムを1とすると、その半分の0.5のマグネシウムを同時にとると、良いとされています。

カルシウムの吸収が悪くなる原因

カルシウムの吸収率を低下させる原因も、知っておくとよいでしょう。
具体的には下記のとおりです。

  • 喫煙 ⇒ 消化器系の働きを弱め、カルシウムの吸収を阻害
  • 大量のカフェイン ⇒ 尿へカルシウムを流出
  • 大量のアルコール ⇒ カルシウムの吸収の減少と排泄の増加
  • 塩分と糖分の摂取過多 ⇒ 尿へカルシウム流失と、体内カルシウムの減少
  • ストレス ⇒ 腸でのカルシウム吸収を阻害
  • ステロイド系薬剤 ⇒ 骨吸収の亢進と骨形成の低下

 

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