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高齢者のリハビリテーションのイメージできる?

リハビリ病院への意気込みが強かった私に対して、医師は『倒れる前以上の機能改善は望めませんよ。』とクギをさしました。
ただ、一般の人のリハビリのイメージは、両サイドのバーに体を支えながらの歩行訓練です。こうしたテレビドラマのイメージとは、高齢者の場合は異なります。

リハビリテーション病院でいったいどんなサポートが受けられるのか、知っておくと過剰な期待も、最初から治療を諦めることもありません。
あがりかまちでつまずく高齢者

少し調べて見ました。

入院基準

回復期のリハビリテーションには、入院基準があります。

入院が可能な期間が150日であるもの

【疾患内容】 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経そう損傷等の発症または手術後、義肢装着訓練を要する状態

【発病から入院が可能な期限】 2カ月以内

入院が可能な期間が180日であるもの

【疾患内容】 高次脳機能障害を伴った重い症状の脳血管障害、重度のけい髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷

【発病から入院が可能な期間】 2カ月以内

リハビリテーションの病院に入院するには、疾患が起きてから2カ月以内です。
脳卒中などで倒れて、治療している期間も含まれますので、おろおろしている暇もなく、どこまでの機能回復を望むのかを明確にしておく必要があります。

住宅に合わせて機能改善計画を建てる

住宅改修が可能な自宅であれば、身体能力に合わせて改築ができます。
ただし、賃貸となるとそうはいきません。この段差だけは登れるようにしてもらわないと、生活ができないといった事もあるはずです。

道路から玄関のたたきに上がる高さ、たたきからあがりかまちに上がる高さ、廊下から室内へ入る時の段差、バルコニーに出る時の段差など、リストアップしておきます。
トイレの便座も、立ちあがれるかとか、入浴の際のバスタブをまたげるかどうかも、身体機能に照らし合わせておく必要があります。

これらのことをリハビリ病院に伝えて、不自由なく生活が可能か否かの確認と、身体機能の改善を図ってもらえるようにします。

想像以上に手続きに時間がかかる

また、ある程度回復して様子を見てからと、のんきに構えていると、病院を選んですぐに入院できるとは限らないので、あっという間に2カ月が過ぎてしまいますよ。

患者を受け入れるか否かの交渉は病院間で行われますので、受け入れ側の病院では受け入れ審査会議を行うところもあります。
会議が週1回といった病院もあり、手続きに時間をとられます。

リハビリ待ちで、筋肉を動かさない期間が長くなり、固まってしまう恐れがあります。

リハビリ病院との設備や料金の交渉も、直接行えないので、思わぬところで話が先に進まずに時間は経過します。

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病院によっても入院期間が異なる

入院期間は、150日間です。
でも受け入れ先の病院が、救急病院であったりするとその期間は短くなります。(約2カ月が限度だそうです。)
多くの場合、倒れた時は救急病院ですので、転医先は、リハビリテーションを中心に置いている病院をあたるべきです。

期待できるサポート

回復期のリハビリテーションは、リハビリ専門医の充実が大きなカギとなっています。
多くのリハビリ病院では、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、リハビリ看護師を配置し、患者が日常生活を円滑に送れるようにサポートしてくれます。

理学療法士(PT)

医師の指示のもとに、心身に障がいがある人に対して、主として基本的な動作や運動能力の回復を図るため、マッサージや体操、温熱・光線・電気療法・スポーツなど物理的な治療を用いてリハビリテーションの指導や助言を行います。
回復期においては、患者の家族と連携をとり、自宅調査を行い日常生活がスムーズに送れるように訓練をしてくれます。さらに、改修工事が必要な場合も助言を行ってくれます。

理学療法士は、所定の教育課程を修めた後、国家試験に合格することが必要となっています。

作業療法士(OT)

医師の指示のもとに、心身に障がいがある人に対して、手芸・工作などのなどの「作業」を通じて、社会に適応できる能力の回復を図ります。

回復期においては、特に着替え、入浴訓練、調理実習、洗濯干しなどを行い、自宅での生活をサポートしてくれます。

作業療法士は、所定の教育課程を修めた後、国家試験に合格することが必要です。

言語聴覚士(ST)

ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係しています。このような問題の本質を解明し、対処法を見つけるための検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言を行います。

言語聴覚士は、感情や持っている考えを正しく伝達できるようすることで、日常生活でのコミュニケーションをスムーズに行えるように導きます。

また、回復期においては、摂食と嚥下の問題に対応してくれます。

リハビリ看護師

入院中の治療が効果的に行われるよう、安全に治療が行える環境作りやじょくそう(床ずれ)予防、 院内感染の防止などを役割としています。

回復期においては、医師、リハビリテーション担当療法士、 医療ソーシャルワーカーら連携し、治療方針などを配慮しながら、患者の日常生活動作(ADL)を、自宅での生活を行えるように導いていきます。

リハビリを行う時間(単位)

1日何単位のリハビリを行うのか、休日もリハビリがあるのかどうかも重要になってきます。
普通は、土・日は、職員がお休みをするためにリハビリもお休みです。

最近の回復期のリハビリテーションでは、土日や祝日であっても休みをとらずに、リハビリを行い早期社会復帰を目指しているところも現れてきました。

回復期のリハビリテーションでは、患者1人に対して、1日9単位までとされています。
1単位が20分であるので、1日最大180分(3時間)までリハビリを行えます。

リハビリの内容などは、病院ごとに違ってきますので、各リハビリテーション病院のホームページなどで確認することをおすすめします。

 

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