デイケアの費用や活動内容を初めて知る
リハビリ病院を退院した2日後に、居宅サービス事業のケアマネージャ、介護老人施設の通所担当の方、介護用品業者担当の方等が、家に見えて挨拶をしました。我が家は、今時のインテリアとは違い一昔前のタイプで、リビングがそれほど広くありません。
私の事務用の椅子等をとりあえず、運び入れて話し合いをすることにしました。
話し合いの内容
『まぁ、随分と物々しい事だこと』って思いましたが、介護保険を利用しての継続的なケアを受け続けるためには、キチンとしておかなければならない各々の立場が垣間見えて、『なるほど』と思わずにいられませんでした。国から補助金がでるということは、それなりのチェック機構と体制が、あるのでしょう。
その後、リハビリ病院に書いてもらった、診療記録やリハビリ記録を渡します。母の今後の介護プランの説明があります。
何枚か渡された書類にサインと印鑑を求められ、契約終了しました。
母のデイケアのサービスの内容は、下記のとおりです。
- 送迎バス
- 入浴
- 工作&塗り絵などの作業
- 昼食
- ゲーム
- リハビリ
- おやつ
- カラオケ
送り迎えは施設側の車でおこなってくれる
足が不自由だったり、独り歩きが不安な要介護者には、嬉しいサービスが送り迎えです。朝、8時頃に自宅に迎えに来て、午後4時送ってきてくれます。
施設側では、毎回利用者の自宅を、回るためのルート作成が行われているようで、送り迎えの時間は分単位で連絡してくれます。利用者が欠席した場合は、新規利用し始めた場合などは、調整を行わなくてはならないからです。
利用金額は安いと思った
現在、点数の計算がちょっと違っていて厳密ではありませんが、要介護2で1日1900円前後となります。1週間に2日入れてもらって、約1ヵ月で2万円以下です。
私は『安い!』と思いました。入浴サービスがありながら、石鹸もタオルも利用者側で用意する必要がありません。まるでホテルのような設備で、ホテルの五分の一の価格で済みます。(宿泊は無いですけどね。)
ずっと自宅で暮らしたい高齢者に寄り添っている
『住み慣れた家で過ごしたい!』けど、『家族にあまり負担をかけたくない』というお年寄りの気持ちを酌んでいると思います。
人口密集地と言われた神奈川で暮らしていて、足の弱った高齢者は簡単に外出することができません。一歩外に出ると、自動車も自転車も縦横無尽に走っていて、とても危ないからです。
母は、倒れる前に福祉センターという、手芸や合唱などの趣味のサークルが活動できる市の施設に通っていました。今となっては、とても通えそうにはありませんし、カラオケができるお風呂屋さんも一人では無理でしょう。
頻繁な外出に、家族がつきそうには、負担が重すぎます。
でも、外に出て刺激を受けなければ、色々なことへの興味を失ってしまいます。退屈すぎて、外に出たいと愚痴のひとつもきっと出るでしょう。『忙しいのよぉ~』という言葉に、後ろめたさや罪の意識を感じながらの生活は、側にいる人間にとっては苦痛です。
確かに、>全ての要介護者に合うタイプのサービスであると言いきれませんが、通えるだけの体調を持っていれば、利用するべきだって考えます。
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