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昨日NHKのガッテンで、『まさか!もの忘れに利く薬があったなんて』をやっていました。

高齢者と言えば認知症と考えてしまいがちですが・・・ガッテンポーズ

てんかんは、認知症と似ているけど実は異なる

過去の記憶が断片的に消えていたり、間違った情報になっていたり、気分が高揚している時と突然黙りこんでしまう時の差が激しい場合は、『てんかん』であるというのです。

高齢者の場合、こう言う症状が出た場合は、認知症と周囲の人は考えてアルツハイマー型の認知症と言われることが多いのですが、実はそうでないことが分かったそうです。

『てんかん』というと、どうしても子供の病気と考えますが、20歳までに発病率が下がった後、徐々に上がり始め60代では、子供の発病率をはるかに上回る人数がかかっているということです。なんと、国内の患者数は、約百万人と推定されており、その半数が50歳以上の方と指摘する専門家もいるそうです。

アルツハイマー病などの認知症の多くが根本的な治療方法がなく、進行を遅らせるために薬を飲むだけですが、てんかんによるもの忘れは抗てんかん薬を服用することで、症状が改善されて、元どおりの生活を送れるそうです。また、アルツハイマーの進行している間に、てんかんの発作を起こす場合もあり、てんかんを発見したらすぐに医療機関に相談することが大切なようです。

てんかんの仕組みについて

てんかんの仕組みは、二つの神経細胞によるバランスが崩れるためにおきます。興奮性細胞が興奮する指示を送ると、反対に、抑制性細胞が動きを抑制させて鎮めます。この際、興奮性細胞が暴走してしまうと、激しいけいれんが起きます。これが、子供のてんかんです。高齢者のてんかんの場合は、興奮性細胞の働きを止めるブレーキである、抑制性細胞の働きが低下するために、興奮性細胞の活動が止まらなくなりてんかんがおきます。

この高齢者の抑制性細胞の働きの低下の原因は、脳梗塞などの血管障がいです。脳の中を走っている血液の循環が悪くなり、血液が不足した状態になると、興奮性細胞よりも小さい抑制性細胞の方がダメージを受けやすくなります。つまり脳梗塞などで、血液が流れない周辺の抑制性細胞が働かなくなり、部分的に発作が起きるのです。

興奮性細胞が激しく働いて起こす子供のけいれんに比べて、抑制性細胞の機能低下によるけいれんなので、すぐには激しいけいれん発作につながることはないということです。

高齢者のてんかんの原因は、脳梗塞の他に脳腫瘍、頭部のけがなどがあります。

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てんかんの兆候を見逃さないためには

番組でも軽いてんかんを繰り返すうちに、物忘れの症状が現れた患者さんのことが事例として紹介されていましたが、なかなかその病気に気がつかないということです。けいれんを起こしている時は、本人は自覚症状がありませんし、深夜に起きたりすぐに収まったりすると、周りの人も気がつきにくいのです。

ただ、てんかんかな?と思ったら記録をつけておくと、早期治療につながります。

高齢者のてんかんに多い症状としては。

  • 突然物忘れする(調子が良い時と悪い時の差が大きい)
  • 過去の記憶がまだら状に抜け落ちる
  • 短時間ボーッとすることがある
  • 無意味な動作を反復する
  • 睡眠中にけいれんを起こす

などの症状が初めにでることが多いとされます。

発作の記録の方法は。

  • 発作の様子(動作・持続時間)
  • 発作の後のこと(頭痛、筋肉痛、けがなど)
  • 発作が起こったきっかけ(寝不足、疲労、飲酒、発熱など)
  • 発作が起こる時間と頻度(何時頃、寝ている時か起きている時かなど)

てんかんについて知りたい方は。

  • 日本てんかん学会のホームページ
  • 日本てんかん協会が開設している相談専用ダイヤル
  • 電話番号:03-3232-3811
  • 月・水・金(平日のみ)13:15~17:00
てんかんだから大丈夫は、現実には当てはまらない

私の母は、てんかんを起こして倒れたものの、やはり認知症だと思っています。てんかん剤を投与しつづけても判断力は弱く、非常識な行動をとります。

毎週、一緒にお風呂に入っていますが、湯船のまたぎ方も良く忘れてしまいます。道路も車道と歩道の区別が、よ~く教えてもらうまでは、つきませんでした。

ためしてガッテンの情報は、確かにためになりました。知らなければ、てんかんの発作後、通院もしないで薬も適当な時期に止めてしまっていたでしょう。

でも、てんかんだから大丈夫ということは、必ずしも現実的ではありません。その後、仕事のイベントで知り合った方が、てんかんの発作を起こした夫が、失語症を患ってほとんどコミュニケーションがとれないと言っていました。それとなくぼかしていましたが、トイレの悩みもあるようです。

医療情報は、病気の進行をストップさせ予防効果は大きいし、これからも発信してもらいたいのですが、時として、当事者に混乱を招くこともあるようです。

 

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