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無症候性脳梗塞は生活習慣の予防の信号

今日のように、簡単に脳の断面画像が何枚も撮影ができるCTや磁気共鳴画像装置(MRI)を利用して、脳ドックといった健康診断もあります。こうした断面画像を撮ることで、気がつかないうちに脳の血管を詰まらせていた、脳梗塞を発見することが可能になってきています。無症候性脳梗塞とか、隠れ脳梗塞とか言われています。 血圧を測る様子

無症候性脳梗塞になりやすい人

無症候性脳梗塞があるという検査結果がでても、その大きさや症状によっては、慌てなくても良い場合もあります。検査を受けた検査機関で、その詳細を確認してください。

ただし、脳の血管を詰まらせて死滅させてしまった脳細胞は、再び戻すことはできませんので、脳梗塞を増やさないようにします。

無症候性脳梗塞は、次の脳梗塞予備軍であって、無症候性脳梗塞を持っていない人に比べて22倍も、脳梗塞を起こしやすいというリスクを抱えています。高血圧や肥満である方は、食生活を含めた、生活習慣の見直しが必要な状況にあります。

NHKの『きょうの健康』で、無症候性脳梗塞になりやすい方をあげていましたので、抜粋します。【2017年6月6日加筆】

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 慢性腎臓病
  • 加齢
  • 脂質異常症
  • 過度の飲酒
  • 喫煙
  • 過労・ストレス
  • 運動不足
  • 肥満
  • 家族歴

上記の疾病の中で、高血圧の予防が1番大切です。2型糖尿病の3割から6割が、無症候性脳梗塞というデータがあります。慢性腎臓病の40%が、同じく無症候性脳梗塞です。家族に、無症候性脳梗塞の方が多いと、本人もなりやすくなります。

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無症候性脳梗塞の治療

無症候性脳梗塞が検査で発見されて、治療の必要がある場合は、抗血小板剤(アスピリン、チクロピジン、シロスタゾール)といった血液をサラサラにする薬がありますが、この薬も安易に利用すると副作用が心配です。

万が一、脳出血が起きた場合に、脳の中で止血できないといったことがあるからです。『きょうの健康』の医師は、まずは血圧を十分にコントロールしてから、薬による治療が望ましいと言っていました。

食事に血液をサラサラにする成分とビタミンB12を加えるのも良い

無症候性脳梗塞を、食生活で予防する方法があります。

血液中に血栓を作らない、血液をサラサラにする効果の食べ物は、先日 脳梗塞を予防する食べ物で紹介しました。

もうひとつ、脳の血流をよくするものとして、ビタミンB12があります。ビタミンB12を意識的にたくさん摂取することにより、細胞の作り直しや修復、神経経維の修復、神経伝達物質の合成といった働きをします。脳神経の働きを助けてくれる作用があるのです。

ビタミンB12を多く含む食べ物は、さんま、にしん、しゃこ、さば、かつお節、いわし、いか、しじみ、あさり、岩ノリ、味付けのりなどです。

ビタミンB12は、動物性食品の中に含まれていますので、厳格な菜食主義者は、不足してしまいがちです。さらに、高齢者の場合は、胃酸の低下により、ビタミンB12の吸収率が低下する傾向にあります。ビタミンB12欠乏により、記憶力の低下や認知症を起こすこともあるそうです。

 

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