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認知症の症状は、みんなが同じではない

その症状を『まだら認知症』というのを後になって聞きました。急に判断力が無くなり、ただ部屋にこもっているだけの時と、活動的な時との差が大きいのです。

新聞の記事に対して鋭い意見を言ったかと思うと、買ったばかりの炊飯器の取扱説明書も理解できなかったりと、どうなっているのか理解できませんでした。本とメガネ

ボケとしっかりの差が激しい

ただ、脳外科にそのことを説明してもピーンとこないようです。おかしい人は、いつもおかしいと認知症の家族がいない方は、考えているようです。実は、多くのボケ始めた老人は、ムラのある症状を繰り返しながら、段々に症状が悪化していくのだそうです。このことを、後で同じような高齢者がいる家族の方と話をして、分かりました。

その後、NHKで放送された軽度認知症の特集で、強く確信しました。番組で紹介された家族は、たまたま病院へ行った時はしっかりしていたために、発見が遅れてしまったと証言しています。NHKの特集での患者さんは、まだ50代であったので、発見が遅れたことが大きな後悔となって家族にのしかかることになりました。

まだら認知症とて、見逃してはいけない病気のサインのひとつであることを、医師を含めて知るべきです。

わが母も、全く自分が何者なのか分からない時と、活動的に行動する時の差がビックリするほど、差が激しくなります。

デジタル操作はワンボタンまで

テレビがデジタル化した時に、母はテレビを新しくしました。テレビを電気屋さんに設置してもらい、電源やチャンネルの切り替え、音声の調節の説明を電気屋さんがします。しかし、電源の説明が終わると母の意識は、遠のきます。

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さらに、電気屋さんは言葉を優しくして、ボタンを実際に押しながら説明しますが、駄目です。何度も何度も、私がさえぎるまで、説明を続けてくれました。ゴメンナサイ、こうしたデジタル操作は、不得手だったのですね。

そのちょっと前から知っていました。母は、新しい家庭用電気製品に関しては、ワン・オペレーションしか覚えられません。つまり、テレビだったら電源をつけるまでです。『音の大きい・小さい』、『チャンネル』の変更には興味がないのです。

電子レンジを新しくしても、電子レンジを使わないでいる母に、『まだら認知症の症状なのかな?』と頭には浮かびました。しかし、だいぶ長い期間、そのままにしていました。つまり、少ししたら、また使いはじめるに決まっていると考えていたのです。

「電子レンジを、使ってる?」の質問に、プライドの高い母は当然、「使っている」の答えです。

凍った食材を、暖房が効いてしかも日の当たる場所に置いてあるのを見た瞬間、何となく分かり始めました。電子レンジで解凍をするための操作は、難しくてもっての他だったようです。

なぜ、現金自動預払機でお金を引き出せる

『ひとつしかボタンを押すことしかできないのかな』っと考えていましたら、現金自動預払機とかは、ちゃんと操作して銀行からお金を引き落としています。ずっとやっていた事は大丈夫なようです。

なんと、まだら認知症、理解できないことと、体で覚えていることを、周囲の人は理解して上げる必要がありそうです。相手の人格を傷つけないように、見守ってあげなくてはなりません。

 

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