今年から認知症の薬が増えた

薬を飲むことで進行を遅らせる

薬は病気を完治させることで使われますが、認知症の場合は未だ完治すると言った薬はありません。まだまだ、未開拓なのです。

新薬が増えたと言って大喜びで病院へ訪れたとしても、アルツハイマー型でなければ意味をなしませんし、飲むタイミングも認知症の進行度によって異なってきます。認知症診断

ちなみに、認知症の種類はたくさんあり、最も多いとされているのは、下記のⅢつとなります。

  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • アルツハイマー型認知症

当初、母は何となくおかしいと思われる、初期の認知症の状態で、認知症に種類があると言ったことも分からないままでした。ただ、『認知症は早期発見・早期対応が良い』という言葉と、『新薬ができた』という言葉だけを頼りに、病気を治してくれるかもという期待が高まり、病院へ行く決心をしたのです。

2011年に認可された薬は、アルツハイマー型認知症専用

今までは、アルツハイマー型認知症の薬は、たった1種類、1999年に発売されたアリセプト(一般名:ドネベジル、エーザイ)しかありませんでした。12年ぶりに新薬が承認されたと、画期的なニュースとして報道されます。

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2011年に認可された薬は、メマリー,レミニール,イクセロンパッチ・リバスタッチですが、いずれもアルツハイマー用のものです。

レミニール,イクセロンパッチ・リバスタッチは、主に脳の中で衰えている脳の神経細胞を活性化させる作用がありますが、アルツハイマーの原因となっているアミロイドβタンパク質蓄積を抑制するものではありません。働きとしては、以前よりあったアリセプトと、似ていると言われています。

アミロイドβタンパク質が、アルツハイマーの引き金となる原因であり、この物質を蓄積させない方法は、現在のところ、生活習慣の改善で対応できると、報道されています。つまり、薬ではまだまだなのでしょう?

メマリーは、細胞の興奮性を抑制するための薬で、上記3種の薬と併用して使われています。

『認知症の困った』は、側近のことを忘れる、状況判断できないといった脳の能力が衰えることに加えて、暴力的な行動や徘徊、抑うつ、幻覚といった精神的な異変状態にも陥ります。こうした精神的な異変状態を、BPSD(周辺症状)と呼んでいます。

メマリーを使用することで、家族でも分かるほどの改善が見られたと報告を読みました。国際アルツハイマー病カンファレンス AAIC 2011では、メマリーは、妄想、興奮・攻撃性、易刺激性、情緒不安定な状態などのBPSDに対して効果が高いと発表されています。

正しい情報と理解は大切です。多くの情報に惑わされ、正しく判断できずに、認知症を抱える家族は困惑している状況が続くばかりです。

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