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多くの場所がお休みする連休中に起きた

母は、食材を業者に持ってきてもらうのが好きです。
季節のもの、特産品、珍しいお菓子、スーパーで取り扱っていない食材などを、取寄せて毎日持ってきてもらっていました。
量が多い時は、お稽古ごとに仲間に配ったり、私や姉にあげたりするのが好きだったのです。
首をかしげる老夫婦

一人で誰かと話している気配

ゴールデンウィークは、食材を配達してくれる業者は休みです。
お稽古ごとも当然休み。
いつも利用している、福祉センターも閉まっていますので、そこでお風呂に入ったり、お友達と話もできません。

ゴールデンウィークが後2~3日で終わろうとする時に、母に異変が起きたのです。
一日中、部屋で一人で誰かと話をして、笑っていました。誰もいないのにです。

私が誰もいないと否定すると、すごく怒りました。
その怒り方も、いつもの母とは異なり、かなり興奮しています。
時間の感覚も鈍り、夜なのに窓を開けて、お昼だと言い切りました。

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母が言うには、業者が室内に入り、母に話しながら何かをしゃべっていると言うのです。
『ほら、そこにいるじゃない?』と指差した報告を見てみると、私の背丈以上にある3面鏡の鏡です。
鏡が人の影に見えないこともないのですが、本当にいると信じている母に戸惑うばかりでした。

以前にも時々あった

その前にも、何度か母は、自分が誰なのか、なぜこの家にいるのかわからなくなることがありました。でも、1時間位、私と話をすると私の言葉に何かを連想させるものがあると、スルスルひもがほどけるように、元に戻ってきていたのです。

まだらぼけ。。。
いつも、おかしい訳ではないけど、突如としておかしい行動をとりその後は、普通の高齢者以上にしっかしした態度をとるという、なかなか複雑な症状を持っています。

この日は、どんなに話をしても駄目でした。
1時間以上、膝を突き合わせても話がかみ合いません。
いや、自分がおかしいと思っていませんので、膝もつき合わせるどころか、全て軽くあしらわれます。

「どうしよう。」時計を見ると、既に深夜10時を回っています。
このままの状態で、昼と夜との区別がつかなければ、睡眠不足になってしまいそうです。そう考えている内に、3日たった後、母は自分を取り戻していました。

 

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